特集 近未来の透析医療
3.AI・ICT を用いた透析管理(3)AI を用いた血糖管理
豊田 雅夫
1
,
村田 敬
2
1東海大学医学部腎内分泌代謝内科
2国立病院機構京都医療センター糖尿病センター
キーワード:
血糖管理
,
持続血糖測定器(CGM)
,
透析起因性高血糖
Keyword:
血糖管理
,
持続血糖測定器(CGM)
,
透析起因性高血糖
pp.477-484
発行日 2020年5月10日
Published Date 2020/5/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001260
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血液透析患者では透析前後の独特の血糖プロファイルが明らかにされており,透析前後の血糖変動のみならず,透析日と非透析日では血糖の変動パターンが大きく異なることがある.近年では,皮下組織の間質液のグルコース濃度からアルゴリズムを用いておおよその血糖値を表示する持続血糖測定器(CGM)が,透析患者における適切な血糖管理に役立ち始めている.海外ではAI を用いた血糖管理アプリの利用が始まっており,将来的には透析患者への応用も期待される.糖尿病網膜症のAI による自動診断なども含め,糖尿病領域におけるAI 活用は,さらなる加速が予想される.
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