Japanese
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特集 腎代替療法 Update
各論
腹膜透析カテーテルおよびその管理
Peritoneal dialysis (PD) catheter and its management
嶋田 啓基
1
,
松尾 七重
1
SHIMADA Keiki
1
,
MATSUO Nanae
1
1東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科
キーワード:
腹膜透析
,
カテーテル
,
出口部管理
Keyword:
腹膜透析
,
カテーテル
,
出口部管理
pp.502-505
発行日 2025年10月25日
Published Date 2025/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000002063
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Ⅰ 腹膜透析カテーテルについて
腹膜透析は,腹腔内へのアクセスとしてカテーテルを腹腔内に留置して行う治療法である。常にカテーテルを留置した状況になることから,どのようなカテーテルを使用するかが重要である。優れたカテーテルの条件としては,注排液がスムーズに行えること,生体適合性がよいこと,長期間の使用に耐えられること,細菌の侵入防止機構があること,固定がしっかりできることなどが挙げられる。以上から,シリコーンゴムのカテーテルが,素材の安定性,生体適合性などの利点から,多く使用されている。また,画像診断の容易性から,カテーテル壁全長にバリウム含有のX線不透過線が存在するのも特徴である。

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