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増刊号 腎代替療法のすべて
【第5章 腹膜透析】
2 腹膜透析療法 ②自動腹膜透析(APD)
Automated peritoneal dialysis:APD
樋口 千恵子
1
,
柴垣 圭吾
1
Higuchi Chieko
1
,
Shibagaki Keigo
1
1明洋会柴垣医院自由が丘
キーワード:
自動腹膜透析(automated peritoneal dialysis:APD)
,
サイクラー
,
遠隔医療
Keyword:
自動腹膜透析(automated peritoneal dialysis:APD)
,
サイクラー
,
遠隔医療
pp.347-351
発行日 2022年6月15日
Published Date 2022/6/15
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000456
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はじめに
自動腹膜透析(automated peritoneal dialysis:APD)とは自動腹膜透析装置(サイクラーとも呼ばれる)を用い透析液交換を行う透析方法である。サイクラーは腹膜透析液を自動的に加温し,設定した時間に設定した液量を腹腔へ注液・貯液・排液する機械である。2014年の報告1)では,わが国では腹膜透析(peritoneal dialysis:PD)患者の45.2%が使用している。欧州,米国,カナダ,オーストラリアやニュージーランドにおいても40~60%の使用率であり2),世界的に使用率は増加している。主には夜間就寝中に使用〔夜間腹膜透析(nightly peritoneal dialysis:NPD)〕されることが多いが,寝たきりの患者などでは日中に使用することもある。
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