特集 腎代替療法とShared Decision Making
9.在宅で療養する高齢CKD 患者に対するSDM の実践
尾﨑 直子
1
,
田畑 陽一郎
2
,
山下 淳一
2
,
吉田 正美
2
,
後藤 真希
3
1訪問看護ステーションかがやき・看護師,介護支援専門員
2東葉クリニック
3三橋病院・看護師
キーワード:
在宅ケアチーム
,
多職種
,
合意形成
Keyword:
在宅ケアチーム
,
多職種
,
合意形成
pp.263-268
発行日 2020年3月10日
Published Date 2020/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001210
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
日本透析医学会は「維持血液透析の開始と継続に関する意思決定プロセスについての提言」(2014)のなかで,治療方針の決定について医療チームとして行い,多職種の医療チームで患者と共同して意思決定を行うプロセスを示した.高齢慢性腎臓病(CKD)患者の治療方針を決定する場合,医療チームだけでは生活の情報を得ることが困難であり,患者の生活の状況を把握するためには在宅ケアチームから適切に情報を獲得することが有用である.高齢CKD 患者の治療方針決定の場面には,医療チームと患者,家族の共同に加え,在宅ケアチームを含めた多職種を交えた合意形成のプロセスも必要である.
Copyright © 2020, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.