特集 高齢透析患者の療養生活支援―事例を通して見えてくるもの
2.各論―実践報告(4)独居生活を送る高齢透析患者の療養生活支援と課題
大森 泉
1
1甲府共立病院血液浄化室・慢性疾患看護専門看護師
キーワード:
独居生活
,
高齢透析患者
,
療養生活支援
,
多職種連携
,
在宅ケアチーム
Keyword:
独居生活
,
高齢透析患者
,
療養生活支援
,
多職種連携
,
在宅ケアチーム
pp.1428-1432
発行日 2020年10月10日
Published Date 2020/10/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001508
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透析患者の高齢化は年々進んでおり,加齢に伴う変化も踏まえた支援が必要である.さらに独居生活の高齢透析患者の増加に伴う療養生活支援体制の拡充が必要である.看護師は,患者の疾患・治療に関することだけではなく,生活とそれに伴う思いにたえず気を配り,身体・心理・社会的側面でケアと,多職種・多部署・多施設連携で,患者に合ったケアの調整をしていく役割が求められる.とくに,独居生活を送る高齢透析患者の療養生活支援としては,透析室も在宅ケアチームの一員であると捉え,情報共有と連携を行い,個別性に沿った療養生活支援を継続的に行っていく必要がある.
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