特集 2025年に向けた透析室のキュアとケア
3.「2025 年問題」を抱えた透析看護の今後
佐藤 久光
1
1増子記念病院・看護師
キーワード:
「 2025年問題」
,
療法選択
,
認知障害
,
ターミナルケア
,
地域包括ケア
Keyword:
「 2025年問題」
,
療法選択
,
認知障害
,
ターミナルケア
,
地域包括ケア
pp.1409-1415
発行日 2018年11月10日
Published Date 2018/11/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000705
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2025 年があと数年後に迫ってきた.「団塊世代」の人々すべてが,後期高齢者となる年である.今後,① 療法選択支援,② 認知障害のある患者への看護,③ ターミナル期の患者への看護が大きな課題となろう.地域との連携や「集団的在宅血液透析」も視野に入れ,看護の専門性を深化させることで,これらの課題に立ち向かう必要がある.透析室の看護師は,多職種間の連携と調整役を果たし,多様化する透析療法を熟知し,患者個々の状況に合わせた創造的な看護を実践する役割がある.これが「2025 年問題」に向かう透析室で勤務する看護師の使命であると筆者は考える.
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