特集 在宅血液透析の勧め―円滑導入のためのノウハウ
3.啓発活動―在宅血液透析推進チーム
佐藤 泰崇
2
,
田賀農 恵
3
,
林田 征俊
2
,
高木 伴幸
2
,
原田 孝司
1
,
舩越 哲
1
1衆和会長崎腎病院
2衆和会長崎腎病院臨床工学課
3衆和会長崎腎病院看護部
キーワード:
在宅血液透析
,
治療の普及
,
推進活動
,
施設全体での取り組み
Keyword:
在宅血液透析
,
治療の普及
,
推進活動
,
施設全体での取り組み
pp.1249-1255
発行日 2019年9月10日
Published Date 2019/9/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001044
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
在宅医療・介護が推進されている本邦において,在宅血液透析(HHD)への潜在的な需要は高いと思われ,実際,患者数も近年急速な伸びを見せている.しかしながら依然として圧倒的に施設透析が選択されており,非常に偏った状況がある. 当院では2006 年からHHD の普及に取り組んできたものの,2014 年まで患者数は1~2 例で推移していた.職員・患者双方への意識調査を行い,結果を分析し問題点を抽出した.その後,全部署からメンバーを選出し「HHD 推進チーム」を発足させ,法人の年間目標として「在宅血液透析の啓発と推進」を設定した.全職員で推進活動に取り組んだ結果,HHD 患者数は急激に増加し2019 年には25 名をHHD に導入できる見込みである.
Copyright © 2019, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.