特集 既存のガイドラインを透析患者にどう活用するか
7.脳卒中
鳥谷部 真史
1
,
下畑 光輝
1
,
渡部 裕美子
2
,
田中 一
1
1信楽園病院脳神経内科
2信楽園病院リハビリテーション科
キーワード:
血管内皮障害
,
抗血栓薬
,
抗動脈硬化薬
Keyword:
血管内皮障害
,
抗血栓薬
,
抗動脈硬化薬
pp.1037-1042
発行日 2019年7月10日
Published Date 2019/7/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000988
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脳卒中治療のガイドラインには,日本脳卒中学会が提案する脳卒中治療ガイドラインがある.「脳卒中治療ガイドライン2015」および「脳卒中治療ガイドライン2015[追補2017]」には透析患者に関する脳卒中管理についての記載は少ないが,慢性腎臓病(CKD)に関しては生活習慣の改善,糖尿病や高血圧の管理が必要であり,また,非弁膜症性心房細動を合併した場合には抗凝固療法が勧められる,と記載されている.末期腎不全や透析状態における特有の病態を考慮して,現行のガイドラインに新たな知見を組み合わせて治療法を検討する必要がある.
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