CKD 患者におけるがん化学療法─透析患者を中心に
III がん種から見た抗がん剤の使用法 3 胆・膵がん
井岡 達也
1
1大阪国際がんセンター検診部
キーワード:
膵がん
,
胆道がん
,
S-1
,
ゲムシタビン
,
シスプラチン
Keyword:
膵がん
,
胆道がん
,
S-1
,
ゲムシタビン
,
シスプラチン
pp.833-841
発行日 2019年6月20日
Published Date 2019/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000944
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• 膵臓がん・胆道がんでは,シスプラチンやオキサリプラチンのようなプラチナ系抗がん剤を含む治療法が標準治療となり,治療中の腎障害の悪化などに慎重な対応が必要である.
• がん患者の高齢化に伴い,腎障害を合併している患者への抗がん剤化学療法も増加傾向にある.腎障害による抗がん剤の投与量の減量など,専門医との連携が不可欠である.
• 抗がん剤による腎不全の急激な進行に対して,透析などの救命に必要な処置について,事前の準備が重要である.
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