CKD 患者におけるがん化学療法─透析患者を中心に
III がん種から見た抗がん剤の使用法 7 血液がん
梶 大介
1
1虎の門病院血液内科
キーワード:
悪性リンパ腫
,
急性骨髄性白血病
,
慢性骨髄性白血病
Keyword:
悪性リンパ腫
,
急性骨髄性白血病
,
慢性骨髄性白血病
pp.872-876
発行日 2019年6月20日
Published Date 2019/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000948
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• 末期腎不全および維持透析中の患者に発生した B 細胞性非ホジキンリンパ腫に対するR―CHOP 療法では,減量せず施行することもあるが,シクロホスファミドについては減量することが多い.
• 末期腎不全および維持透析中の患者に発生した急性骨髄性白血病に対する寛解導入療法では,アントラサイクリン系抗がん剤を半量とすることが勧められている.
• 末期腎不全および維持透析中の患者に発生した慢性骨髄性白血病に対する治療では,イマチニブに比べ,ダサチニブ,ニロチニブのほうが,腎不全の進行が少なく,扱いやすい.
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