特集 胆囊癌診療の現況
4 .胆囊癌の治療(2)化学療法
黒澤 貴志
1
,
岡野 尚弘
1
,
長島 文夫
1
,
古瀬 純司
1
1杏林大学医学部内科学腫瘍科
キーワード:
胆道癌
,
ゲムシタビン
,
シスプラチン
,
分子標的薬
,
免疫チェックポイント阻害薬
Keyword:
胆道癌
,
ゲムシタビン
,
シスプラチン
,
分子標的薬
,
免疫チェックポイント阻害薬
pp.193-198
発行日 2019年1月20日
Published Date 2019/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000652
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胆囊癌を含む胆道癌は予後不良な疾患であるが,他の消化器癌に比べて治療開発が遅れていた.切除不能胆道癌に対する治療ではゲムシタビン+シスプラチンが1 次治療の標準治療となっている.2 次治療ではS‒1 が多く使用されているがその有用性は明らかではない.術後補助化学療法についても確立した治療法はなく複数の臨床研究が進行中である.近年では分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬の開発やバイオマーカー研究が進み,切除不能進行胆道癌に対して新しい治療開発が進んできている.
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