CKD 患者におけるがん化学療法─透析患者を中心に
Ⅱ がん薬物療法の特性 6 分子標的薬―チロシンキナーゼ阻害薬
水野 隆一
1
,
大家 基嗣
1
1慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室
キーワード:
透析
,
チロシンキナーゼ阻害薬
,
腎細胞がん
Keyword:
透析
,
チロシンキナーゼ阻害薬
,
腎細胞がん
pp.782-789
発行日 2019年6月20日
Published Date 2019/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000937
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• VEGFR-TKI 投与中は手足症候群,高血圧,腎障害などの特徴的な副作用管理が必要である.
• CKD/透析症例に対する VEGFR-TKI投与時は減量投与が望ましい.
• EGFR や ALK,HER2,BCR-ABLなどを標的とした増殖シグナル阻害 TKI は,おもに肝代謝・胆汁排泄であり,腎機能低下症例においても慎重な配慮のもと治療を実施できる可能性がある.
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