The Japanese Journal of Clinical Dialysis Volume 35, Issue 7 （June 2019）

臨牀透析 35巻7号（2019年6月発行）

CKD 患者におけるがん化学療法─透析患者を中心に

Ⅱ　がん薬物療法の特性　3　殺細胞性抗がん剤―代謝拮抗薬船越太郎 ¹ ¹京都大学大学院医学研究科腫瘍薬物治療学講座キーワード：透析 , CKD , 代謝拮抗薬 Keyword: 透析 , CKD , 代謝拮抗薬 pp.752-758

発行日 2019年6月20日 Published Date 2019/6/20

DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000934

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• 腎臓は多くの抗がん薬とその代謝物の排泄経路であり，腎機能低下により薬物の排泄が障害され，毒性が増強する可能性がある．

• 腎機能が廃絶した透析患者に抗がん薬治療を行う際には，透析のタイミングや用量調整について慎重に考える必要がある．

• 多くの固形がんで標準治療として用いられる代謝拮抗薬について，CKD／透析患者への使用方法を述べる．

基本情報

電子版ISSN 2433-247X 印刷版ISSN 0910-5808 日本メディカルセンター

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