CKD 患者におけるがん化学療法─透析患者を中心に
I 総論 3 透析患者の悪性腫瘍診断・治療に関わる注意点
松原 雄
1
,
柳田 素子
1
1京都大学大学院医学研究科腎臓内科学
キーワード:
腫瘍マーカー
,
周術期合併症
,
therapeutic drug monitoring(TDM)
Keyword:
腫瘍マーカー
,
周術期合併症
,
therapeutic drug monitoring(TDM)
pp.705-710
発行日 2019年6月20日
Published Date 2019/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000927
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• 透析患者は一般集団と比較してがんの発生率は高いが,スクリーニング検査の有用性は確立されていない.
• 腫瘍マーカーのなかには,腎機能正常者と基準値が異なるものが存在する.
• 透析患者のがん手術では周術期の合併症に留意すべきである.また多くの抗がん剤で用量調整が必要であるが,その方法は確立されていない.
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