維持透析患者の消化管疾患-症状からみた傾向と対策
消化管悪性腫瘍のスクリーニング
田中 健太郎
1
,
酒井 謙
1東邦大学医療センター大森病院 腎センター
キーワード:
胃腫瘍
,
血液透析
,
腫瘍マーカー
,
腎不全-慢性
,
潜血反応
,
大腸腫瘍
,
発生率
Keyword:
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Occult Blood
,
Stomach Neoplasms
,
Colorectal Neoplasms
,
Biomarkers, Tumor
,
Incidence
pp.191-195
発行日 2013年2月10日
Published Date 2013/2/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2013135076
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透析患者では悪性腫瘍の発生率が高いとされている.そのなかでも消化器悪性腫瘍の頻度は最多であり,定期的なスクリーニング検査は必須であると考えられる.胃癌に対する胃内視鏡検査,大腸癌に便潜血・腫瘍マーカー・大腸内視鏡検査が有用であると考えられる.また,透析患者に行われるスクリーニング検査は透析患者の特性を配慮して選択し,結果を判定する必要があると考えられる.
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