特集 AKI診療のエビデンスと課題
12.急性血液浄化療法施行患者への看護
山本 雅弘
1
,
松田 兼一
2
,
森口 武史
2
,
岡村 真由美
1
,
山本 智子
1
,
谷戸 るみ
1
1山梨大学医学部附属病院集中治療室・看護師
2山梨大学医学部救急集中治療医学講座
キーワード:
持続的血液透析濾過
,
看護
,
教育体制
,
医療安全
,
多職種連携
Keyword:
持続的血液透析濾過
,
看護
,
教育体制
,
医療安全
,
多職種連携
pp.657-663
発行日 2019年6月10日
Published Date 2019/6/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000914
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急性血液浄化療法施行時,看護師は患者にもっとも近い場所におり,患者のモニタリングや看護ケアを行うとともに,血液浄化コンソールが示す各種パラメーターのモニタリングやアラーム初期対応等も実施している.急性血液浄化療法施行時の看護の質を向上させ,患者へ安全な医療・看護を提供する方略として,看護師に対する教育体制を整え知識や技術を習得すること,さまざまな合併症やリスクに備え患者の状態(バイタルサイン,in-out バランス管理,出血傾向,バスキュラーアクセスカテーテル管理,疼痛・鎮静管理,皮膚トラブル等)をアセスメントすること,多職種と十分に連携を図り看護師が患者の病態を踏まえた施行条件を理解し看護実践することが必要となる.
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