特集 近未来の小児科のあり方・これからの展望
Ⅰ 地域医療
2.小児在宅医療
冨田 直
1
1東京都立小児総合医療センター在宅診療科
キーワード:
医療的ケア児
,
医療的ケア児支援法
,
小児医療の社会的意義
,
多職種連携
,
教育体制
Keyword:
医療的ケア児
,
医療的ケア児支援法
,
小児医療の社会的意義
,
多職種連携
,
教育体制
pp.1438-1445
発行日 2022年12月20日
Published Date 2022/12/20
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002404
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小児在宅医療は全国的に必要性を認識されてからまだ10年余りと,40年に渡る成人の在宅医療と比較して歴史が浅い.しかし,少子化の進行や予防医学の発達等の影響で小児の入院数が減少する中,医療的ケア児は増加し続けていること,そして2021年に医療的ケア児支援法が施行され社会的な注目が高くなっていことなどから,相対的に医療的ケア児や小児在宅医療の重要性が高まっている.しかし現状では,小児科医が小児在宅医療の需要に応えているとは言い難い.本稿では小児在宅医療の現状を説明し,今後小児科医が在宅医療の分野で活躍するために行うべきことについて述べる.
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