特集 透析患者の糖尿病管理の新展開
5.血糖モニタリング
船越 哲
1
1長崎腎病院
キーワード:
グリコアルブミン
,
グリコヘモグロビン
,
CGM
,
インスリン
,
GLP-1 受容体作動薬
Keyword:
グリコアルブミン
,
グリコヘモグロビン
,
CGM
,
インスリン
,
GLP-1 受容体作動薬
pp.39-43
発行日 2019年1月10日
Published Date 2019/1/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000767
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糖尿病を有する患者の血糖コントロールの指標のうち,平均血糖については「血液透析患者の糖尿病治療ガイド2012」に述べられているように,血液透析患者ではヘモグロビンA1c ではなくグリコアルブミンを用いることでコンセンサスが得られている.加えて血液透析治療が血糖を変動させることが知られており,われわれは糖尿病透析患者の血糖変動を抑制し,心血管イベントのリスクを軽減せねばならない.本稿では,持続血糖測定器(continuous glucose monitoring;CGM)を用いて,血糖変動を抑える可能性のあるインクレチン製剤のうち,GLP-1 受容体作動薬の有用性を解説する.
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