増刊号 形成外科学界未来予想図
2.神経再生に脂肪組織の有効利用がブレイクスルーになるか
素輪 善弘
1
1京都大学大学院医学研究科形成外科学,自治医科大学形成外科学
pp.S46-S49
発行日 2023年6月30日
Published Date 2023/6/30
DOI https://doi.org/10.18916/keisei.2023130016
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Ⅰ 概 要
脂肪組織には,その体積の90 %以上を占める脂肪細胞とほぼ同等数の脂肪幹細胞や血管内皮細胞,周皮細胞,マクロファージなどが存在する。これらの細胞を利用した末梢神経再生治療が次世代の新しい神経再生医療にも応用化されようとしている。本稿では,その蓋然性について述べる。
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