特集 着床を考える
脂肪組織由来幹細胞を活用した再生医療による着床改善
四元 房典
1
,
古賀 文敏
,
宮本 新吾
1福岡大学 医学部産婦人科
キーワード:
再生
,
脂肪組織
,
着床
,
間葉系幹細胞移植
,
間葉系間質細胞
,
着床障害
Keyword:
Regeneration
,
Embryo Implantation
,
Adipose Tissue
,
Mesenchymal Stem Cells
,
Mesenchymal Stem Cell Transplantation
pp.1285-1290
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021034593
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再生医療研究の発展には目覚ましいものがあり、多くの疾患で臨床での実用化に向けて開発が加速化している。とりわけ幹細胞を活用した細胞療法は高い有効性が期待できることから、種々の細胞源の中から比較的簡便かつ安全に治療に必要な細胞数を採取できる幹細胞を選択することで早期に実用化が可能となる。不妊治療においても再生医療が注目されており、本稿では着床障害に対する再生医療の現状と筆者らが開発している脂肪組織由来幹細胞を用いた着床障害への細胞療法について述べる。
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