投稿論文 症例報告
2q部分トリソミーおよび6p部分モノソミーを有する患者の麻酔管理
有銘 勇登
1
,
齋藤 朋之
,
奥田 泰久
1獨協医科大学埼玉医療センター 麻酔科
キーワード:
Fentanyl
,
Propofol
,
トリソミー
,
静脈麻酔
,
染色体欠失
,
全身麻酔
,
停留精巣
,
腹腔鏡法
,
ヒト第2染色体
,
ヒト第6染色体
,
Remifentanil
,
精巣固定術
Keyword:
Anesthesia, General
,
Anesthesia, Intravenous
,
Fentanyl
,
Trisomy
,
Propofol
,
Remifentanil
,
Laparoscopy
,
Cryptorchidism
,
Chromosomes, Human, Pair 2
,
Chromosomes, Human, Pair 6
,
Chromosome Deletion
,
Orchiopexy
pp.408-410
発行日 2022年4月10日
Published Date 2022/4/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022140586
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2q部分トリソミーおよび6p部分モノソミーを有する1歳1ヵ月・男児の全身麻酔を経験した。2q部分トリソミーおよび6p部分モノソミーを有する患者はきわめてまれであり、麻酔に関する報告はない。特異的顔貌、精神発達遅滞、先天性心疾患などの臨床的特徴を有するが、麻酔管理は比較的容易であった。先天異常や染色体異常などの先天的特殊疾患を持つ乳幼児の全身麻酔管理は、十分な術前精査を行い、麻酔法、気道確保法を選択すべきである。
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