投稿論文 症例報告
経カテーテル大動脈弁留置術中に剥離した血管内粥腫による上腕動脈塞栓を認めた1症例
嶋崎 敬一
1
,
山下 創一郎
,
楠山 夏世
,
綾 大介
,
元川 暁子
1筑波メディカルセンター病院 麻酔科
キーワード:
上腕動脈
,
塞栓症
,
大動脈弁狭窄症
,
腸骨動脈
,
塞栓除去術
,
動脈硬化プラーク
,
経カテーテル大動脈弁置換術
Keyword:
Aortic Valve Stenosis
,
Embolism
,
Embolectomy
,
Iliac Artery
,
Brachial Artery
,
Transcatheter Aortic Valve Replacement
,
Plaque, Atherosclerotic
pp.404-407
発行日 2022年4月10日
Published Date 2022/4/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022140585
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経カテーテル大動脈弁留置術(transcatheter aortic valve implantation:TAVI)の術中に血管内粥腫が上腕動脈に塞栓し、塞栓子回収を要した症例を経験した。経カテーテル大動脈弁留置術における末梢動脈塞栓症はまれな合併症であると考えられるが、対処が遅れると重篤な後遺症の原因となりうるため予防と画像検索での迅速な発見が重要である。
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