投稿論文 症例対照研究
幼児に対する気管チューブ径選択における身長・体重による推定月齢を用いたColeの式変法の有用性の検討
上畑 悠子
1
,
豊田 浩作
1大原記念倉敷中央医療機構倉敷中央病院 麻酔科
キーワード:
回帰分析
,
身長
,
気管内挿管法
,
体重
,
後向き研究
,
カテーテル
,
小児外科
Keyword:
Body Height
,
Retrospective Studies
,
Intubation, Intratracheal
,
Regression Analysis
,
Body Weight
,
Catheters
pp.368-374
発行日 2022年4月10日
Published Date 2022/4/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022140577
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幼児の気管チューブ径を推定するColeの式(予測径=4+年齢/4)は実年齢のみを変数とし、成育の著しい幼児期では誤差が生じうる。今回、実身長と実体重から成長曲線を用いて推定月齢を求め、推定月齢を変数としたColeの式変法を作成し、その有用性を検証した。Coleの式およびColeの式変法で算出した予測径は、ともに実際に選択された径より有意に小さかった。Coleの式の概念による算出は、至適径に比して過小評価となることが示唆された。
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