投稿論文 短報
食道手術における反回神経刺激電極付き気管チューブの使用経験
楠戸 絵梨子
1
,
西 憲一郎
,
岡本 明久
1大阪赤十字病院 麻酔科・集中治療部
キーワード:
嚥下障害
,
胸腔鏡法
,
声帯麻痺
,
術後合併症
,
食道切除
,
気管内挿管法
,
電極
,
反回神経
,
後向き研究
,
術中神経生理学的モニタリング
,
カテーテル
Keyword:
Retrospective Studies
,
Esophagectomy
,
Intubation, Intratracheal
,
Vocal Cord Paralysis
,
Thoracoscopy
,
Postoperative Complications
,
Recurrent Laryngeal Nerve
,
Electrodes
,
Deglutition Disorders
,
Intraoperative Neurophysiological Monitoring
,
Catheters
pp.1208-1210
発行日 2020年11月10日
Published Date 2020/11/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2021050832
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
当院で2017年4月~2018年3月に胸腔鏡下食道亜全摘術を施行した32例を対象とし、反回神経刺激電極付き気管チューブ(NIM TriVantage EMGチューブ)を使用した群(9例)と対照群(23例)に分け、術翌日に反回神経麻痺(RLNP)と診断された症例の割合と、術後誤嚥性肺炎発生例の割合を群間比較した。結果、RLNPと診断された割合はNIMチューブ使用群が22%、対照群が26%で有意差は認められず、術後誤嚥性肺炎例の割合もそれぞれ22%、26%で有意差は認められなかった。
Copyright© 2020 KOKUSEIDO CO., LTD. All Rights Reserved.