投稿論文 症例報告
人工股関節全置換術後3日目の心不全で初めて重症大動脈弁狭窄症が判明した1症例
北嶋 宏輝
1
,
逢坂 佳宗
,
森田 慶久
1川崎市立川崎病院 麻酔科
キーワード:
Furosemide
,
硬膜外麻酔
,
術後合併症
,
心エコー図
,
心不全
,
全身麻酔
,
大動脈弁狭窄症
,
変形性股関節症
,
股関節置換術
,
非侵襲的陽圧呼吸
,
遅延診断
Keyword:
Aortic Valve Stenosis
,
Anesthesia, Epidural
,
Anesthesia, General
,
Echocardiography
,
Furosemide
,
Heart Failure
,
Osteoarthritis, Hip
,
Postoperative Complications
,
Arthroplasty, Replacement, Hip
,
Delayed Diagnosis
pp.302-305
発行日 2022年3月10日
Published Date 2022/3/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022137500
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人工股関節全置換術に対して全身麻酔および硬膜外麻酔で管理し、術中問題なく経過したが、術後3日目の心不全で初めて重症大動脈弁狭窄症(aortic stenosis:AS)合併が判明した。無症状の場合や術前評価が十分に行えない場合など、ASが見逃されている高齢患者も多いと考えられ、常日ごろから合併症を意識した周術期管理が必要である。
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