投稿論文 症例報告
腹臥位手術中に生じた冠攣縮の1症例
小柳 幸
1
,
山下 春奈
,
宮崎 友理
,
中村 歩
,
一ノ宮 大雅
,
松本 周平
,
前川 拓治
,
原 哲也
1済生会長崎病院 麻酔科
キーワード:
冠れん縮
,
術中合併症
,
心電図
,
心肺蘇生法
,
脊柱管狭窄
,
脊椎固定術
,
全身麻酔
,
腰椎
,
腹臥位
,
Nicorandil
,
手術時体位
Keyword:
Anesthesia, General
,
Spinal Stenosis
,
Spinal Fusion
,
Cardiopulmonary Resuscitation
,
Prone Position
,
Intraoperative Complications
,
Lumbar Vertebrae
,
Coronary Vasospasm
,
Electrocardiography
,
Nicorandil
pp.294-297
発行日 2022年3月10日
Published Date 2022/3/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022137498
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全身麻酔中の冠攣縮はまれであり、腹臥位手術における報告は少ない。今回、腹臥位での腰椎手術中に発症した1症例を経験した。迅速なニコランジルの投与を含む循環管理により手術を完遂できた。腹臥位時の心肺蘇生では、体幹支持器具の種類に応じて有効な補助具を準備するなど、日常から想定しておくことが重要である。
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