投稿論文 症例報告
未治療エプスタイン奇形合併患者の回盲部切除術の麻酔経験
石田 裕介
1
,
清水 友也
,
小林 賢礼
,
宮崎 夏未
,
岡田 寿郎
,
荻原 幸彦
,
内野 博之
1東京医科大学 麻酔科学分野
キーワード:
Ebstein奇形
,
三尖弁閉鎖不全症
,
超音波診断
,
全身麻酔
,
虫垂炎
,
肺高血圧症
,
周術期管理
,
Desflurane
,
Remifentanil
,
小腸切除
,
大腸切除
,
回盲部
Keyword:
Appendicitis
,
Anesthesia, General
,
Proctocolectomy, Restorative
,
Hypertension, Pulmonary
,
Tricuspid Valve Insufficiency
,
Ultrasonography
,
Desflurane
,
Remifentanil
,
Ebstein Anomaly
,
Perioperative Care
pp.617-619
発行日 2021年6月10日
Published Date 2021/6/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2021256340
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近年、医療の発達により先天性心疾患患者の生命予後が伸びており、このような患者の緊急手術に遭遇する機会が増えている。今回、先天性心疾患であるエプスタイン奇形を伴った患者の麻酔管理を経験した。成人のエプスタイン奇形では、不整脈による突然死や奇異性塞栓などが問題となり、また、麻酔によって循環虚脱に陥る危険性もあるため、注意深い周術期管理を必要とした。
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