投稿論文 症例報告
オルニチントランスカルバミラーゼ欠損症患児に対する生体肝移植術の麻酔経験
栗原 寛人
1
,
鈴木 翼
,
田村 雄一郎
,
宮田 美智子
,
中野 雄介
,
鈴木 健二
1岩手医科大学 医学部麻酔学講座
キーワード:
Ammonia
,
肝臓移植
,
吸入麻酔
,
オルニチントランスカルバミラーゼ欠損症
,
高アンモニア血症
,
Sevoflurane
Keyword:
Anesthesia, Inhalation
,
Ammonia
,
Liver Transplantation
,
Sevoflurane
,
Hyperammonemia
,
Ornithine Carbamoyltransferase Deficiency Disease
pp.620-623
発行日 2021年6月10日
Published Date 2021/6/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2021256341
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オルニチントランスカルバミラーゼ欠損症(ornithine transcarbamylase deficiency disease:OTCD)患児に対する生体肝移植の麻酔を経験した。生後11ヵ月に発症し治療が開始されたが、感冒を契機とした高アンモニア血症の増悪を認めたため、4歳時に生体肝移植が施行された。術後経過は良好で血中アンモニア濃度の上昇もない。OTCDに対する肝移植は有効な治療手段の一つである。
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