投稿論文 症例報告
経皮的心肺補助準備下に意識下緊急気管挿管と化学療法後抜管に至った甲状腺未分化がんの1症例
添田 岳宏
1
,
梅垣 岳志
,
中島 友理奈
,
西本 浩太
,
安藤 亜希子
,
穴田 夏樹
,
萩平 哲
,
上林 卓彦
1関西医科大学 麻酔科学講座
キーワード:
気管狭窄
,
甲状腺腫瘍
,
気管内挿管法
,
X線CT
,
ECMO
,
Lenvatinib
,
甲状腺未分化癌
Keyword:
Intubation, Intratracheal
,
Tracheal Stenosis
,
Extracorporeal Membrane Oxygenation
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Thyroid Neoplasms
,
Thyroid Carcinoma, Anaplastic
,
Lenvatinib
pp.613-616
発行日 2021年6月10日
Published Date 2021/6/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2021256339
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甲状腺未分化がんはきわめて進行が早く、予後不良な疾患である。気管狭窄も急速に進行し窒息に至る。今回、甲状腺未分化がんによる高度気管狭窄に対し緊急経口挿管を行い、保険適用にある分子標的治療薬のレンバチニブによる分子標的治療を開始した。短期間で気道狭窄の改善が得られたため抜管し、外来診療に至った症例を経験した。
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