投稿論文 短報
バルーン大動脈弁形成術後に消化管手術を行った重症先天性大動脈弁狭窄症の1症例
篠塚 翔
1
,
吉野 淳
,
石橋 忠幸
,
信國 桂子
,
八田 万里子
,
藤村 直幸
1雪ノ聖母会聖マリア病院 麻酔科
キーワード:
術前管理
,
消化器外科
,
大動脈弁狭窄症
,
リンパ腫
,
経食道心エコー図
,
先天性疾患
,
バルーン弁形成術
,
回盲部
Keyword:
Aortic Valve Stenosis
,
Digestive System Surgical Procedures
,
Echocardiography, Transesophageal
,
Lymphoma
,
Preoperative Care
,
Balloon Valvuloplasty
pp.1308-1312
発行日 2020年12月10日
Published Date 2020/12/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2021167612
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20歳男性。下血を主訴に、回盲部悪性リンパ腫と診断のもと手術が予定されていた。本症例はイレウスの増悪が危惧され、消化管手術が危急な状態であったが、重症先天性大動脈弁狭窄症の既往があったため、術前にバルーン大動脈弁形成術を施行し、1週間後に消化管手術が行われた。その結果、術後は肺炎を認めたが、抗菌薬の投与で軽快し、術後23日目に自宅退院となった。
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