発行日 2014年11月1日
Published Date 2014/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2015042054
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弁置換術後に生じる弁機能不全は、時に致命的となるため早期発見が重要である。今回著者等は、先天性二尖弁に伴った重度大動脈弁狭窄症に対する弁置換術直後のstuck valveを術中血行動態モニターと経食道エコーによって早期診断し、直ちに再弁置換術を行うことで救命しえた症例を経験したので、文献的考察を加えて報告した。症例は61歳女性、stuck valveの原因は余剰弁尖であった可能性が考えられた。
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