投稿論文 症例
有鉤骨体部骨折を伴った尺側CM関節脱臼骨折の1例
浅田 佳奈
1
,
南保 弥生
,
上野 輝夫
1市立砺波総合病院 形成外科
キーワード:
内固定法
,
X線CT
,
手根中手関節
,
有鉤骨
,
脱臼骨折
Keyword:
Fracture Fixation, Internal
,
Fracture Dislocation
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Hamate Bone
,
Carpometacarpal Joints
pp.1120-1128
発行日 2021年9月10日
Published Date 2021/9/10
DOI https://doi.org/10.18916/J00398.2021354277
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46歳男性。握り拳で木を殴打して左手を受傷し、受傷後3日目に近医の整形外科を受診した。左尺側CM関節脱臼を疑い、当科へ紹介後、X線および単純CT検査にて有鉤骨体部骨折を伴う左尺側CM関節脱臼骨折と診断された。受傷後9日で観血的整復固定術を行った結果、術後9週で運動時痛や圧痛はなく、職場復帰することができた。目下、術後9ヵ月現在、日本手外科学会の手関節障害の機能評価は100点で、X線にて整復も良好である。
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