特集 壊死性軟部組織感染症-私はこうして治療した-
有孔型網状フォームを用いた局所陰圧洗浄療法にて短期間で軽快した壊死性軟部組織感染症の3例
櫻井 裕基
1
,
福屋 安彦
,
渡辺 太朗
,
伊藤 靖浩
,
渡辺 晃大
,
小島 永稔
1太田綜合病院附属太田西ノ内病院 形成・美容外科
キーワード:
腸内細菌科感染症
,
Enterococcus faecalis
,
壊死
,
下腿
,
デブリードマン
,
皮膚移植
,
ブドウ球菌感染症
,
軟部組織感染症
,
Enterococcus Infection
,
Citrobacter koseri
,
陰圧閉鎖療法
,
重複感染
Keyword:
Enterobacteriaceae Infections
,
Enterococcus faecalis
,
Staphylococcal Infections
,
Leg
,
Skin Transplantation
,
Necrosis
,
Debridement
,
Soft Tissue Infections
,
Coinfection
,
Citrobacter koseri
,
Negative-Pressure Wound Therapy
pp.957-966
発行日 2020年8月10日
Published Date 2020/8/10
DOI https://doi.org/10.18916/J00398.2020373434
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下腿壊死性筋膜炎3例(77歳男、75歳男、43歳女)に有孔型網状フォーム(ROCF-CC)を用いた陰圧閉鎖療法を行った。3例はデブリードマンを複数回行うも各段階において壊死組織を完全除去できず、植皮術までの創傷管理期間の短縮を期待してROCF-CCを使用した。原則週2回の交換としたが、壊死組織の減少と肉芽組織の増殖が良好で、従来の陰圧閉鎖療法に比べて優れた治療効果を示し、いずれも植皮は全生着した。
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