診療
妊娠および授乳と薬に関する情報源についての産婦人科医師の意識調査
小畠 真奈
1
,
濱田 洋実
1
1筑波大学医学医療系総合周産期医学
pp.223-232
発行日 2017年2月1日
Published Date 2017/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/spJ.0000000012
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妊娠および授乳と薬に関する現行の情報源についての産婦人科医師の臨床評価を把握することを目的として,茨城県内の産婦人科医師200 人に対し,アンケート調査を行った。回答のあった79 人のうち89%が「産婦人科診療ガイドライン産科編2014」の妊娠および授乳と薬に関するCQ & A が有用と回答した。また,68%の医師が,過去1 年以内に産婦人科医師以外の医師・歯科医師や薬剤師から妊婦への医薬品使用について相談を受けた経験があった。現行の妊娠・授乳と薬に関する情報源に対して,産婦人科医師の臨床評価はよいと考えられた。一方,産婦人科医師以外の医師などにおけるこれらの情報源の認識率は低く,産婦人科医師へ相談する傾向が強いと考えられた。
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