連載 学生とつくる「性の健康」講座・1【新連載】
情報源のルーツを探る
堀 成美
1
1聖路加看護大学看護学部基礎系看護学・看護教育学
pp.72-76
発行日 2010年1月25日
Published Date 2010/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101389
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“講座”開設のきっかけ
聖路加看護大学では,女性学やセクシュアリティ等の授業の中で,テーマを決めてのグループ学習や自己学習課題を設けています。ここで選んだテーマをきっかけに,「より深く学びたい」「いつか指導者として教育に携われるレベルの勉強がしたい」という希望をもつ学生がいます。ヒアリングをすると,より多様な将来的な感心を抱える学生のニーズがあることがわかり,年度途中でしたが,自主的な活動として空いているコマと教室を探し,勉強会をスタートしています。
教育目的の企画ですから,目的とゴールが明確でないといけません。ヒアリングで得た学生のニーズから設定したゴールは以下の3点です。
目標1:自分自身の健康管理ができる
目標2:周囲への支援ができる
目標3:専門職としてのケアが行える
看護学生は正規の授業で出される課題に追われています。その負担を増やさないため,学び方としては,
「テーマについて自分自身が学ぶことに重きをおく参加」(目標1)
「スキル取得もめざす参加」(目標2と3)
上記を想定しました。
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