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災害時小児周産期リエゾンの取り組み―母子支援サイトの解析を通じて―
鏡 京介
1
,
平吹 信弥
2
,
佐々木 博正
2
K. Kagami
1
,
S. Hirabuki
2
,
H. Sasaki
2
1金沢大学附属病院産科婦人科
2石川県立中央病院産婦人科
pp.61-65
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003704
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令和6年能登半島地震は,災害時小児周産期リエゾンが初めて本格的に活動した大規模災害であった。能登北部の分娩施設が被災し,搬送調整と情報提供が急務となった。発災後は母子支援情報が乱立し,妊産褥婦が必要な支援にアクセスしにくい状況が生じたため,リエゾン主導で「母子支援サイト」を立ち上げ,セルフチェックや相談窓口,情報発信を集約した。アクセス解析では周知後に新規利用が増加し,実際の支援につながった事例もみられた。一方,立ち上げが個人の努力に依存した点や,発災直後の所在不明妊婦への情報提供困難が課題である。今後は平時からの準備や母子健康手帳などを活用した周知が重要であり,大都市災害でも有効な仕組みとなりうる。

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