特集 異所性妊娠を考える
9.異所性妊娠に対する手術療法
平吹 信弥
1
,
尾山 量子
1
,
西村 俊哉
1
,
桑原 陽祐
1
,
坂野 陽通
1
,
大塚 かおり
1
,
中尾 光資郎
1
,
佐々木 博正
1
,
干場 勉
1
S. Hirabuki
1
,
R. Oyama
1
,
T. Nishimura
1
,
Y. Kuwahara
1
,
H. Banno
1
,
K. Otsuka
1
,
K. Nakao
1
,
H. Sasaki
1
,
T. Hoshiba
1
1石川県立中央病院産婦人科
pp.1029-1033
発行日 2019年7月1日
Published Date 2019/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000973
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近年,腹腔鏡下手術の普及に伴い,異所性妊娠の多くの手術が腹腔鏡下で行われるようになってきている。しかし,腹腔内出血により全身状態が悪化している場合は,大部分の施設では開腹手術が選択されているのが現状である。現在,当院で異所性妊娠を疑う場合,ショック症例を含め,ほぼすべてが腹腔鏡下手術で対応している。重症例ではまた,救急医や麻酔科医などの全身管理医の協力も必要不可欠となる。施設の対応状況にもよるが,全身状態が悪いときこそ,低侵襲な腹腔鏡下手術が行われるべきであろう。
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