特集 産婦人科医療の偏在化にどう立ち向かうか?―持続可能な医療体制を目指して
地域の現状
2.根室を支える釧路赤十字病院
東 正樹
1
,
米原 利栄
2
M. Azuma
1
,
T. Yonehara
2
1釧路赤十字病院(副院長)
2同 第一産婦人科(第一部長)
pp.43-47
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003700
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
北海道の道東地域は岩手県とほぼ同等の面積をもつ広大な医療圏である。しかしながら,分娩可能施設は現在4病院しかない。初期研修制度の開始と産婦人科の集約化,また福島県の大野病院事件を契機とした一人医師体制の廃止により,2006年に市立根室病院が分娩休止となり,再開まで10年の月日を要した。その間,当院が中心となって根室市民の分娩を支えてきた。今後地域で産婦人科医療を維持していくためには,地域の中核病院の人員を充実させ,地域で完結させる形が望ましい。そのためには産婦人科医の増加はもちろんだが,医師の偏在をなくし,適正な配置をすることが重要であると考える。

Copyright © 2026, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.

