特集 チーム医療における病院薬剤師の役割
【事例】病院薬剤師と地域連携
地域で取り組む糖尿病療養指導—釧路赤十字病院薬剤部の活動から
千田 泰健
1
1釧路赤十字病院 薬剤部
キーワード:
病院薬剤師
,
地域連携
,
チーム医療
,
糖尿病療養指導
,
日本糖尿病療養指導士
,
CDEJ
Keyword:
病院薬剤師
,
地域連携
,
チーム医療
,
糖尿病療養指導
,
日本糖尿病療養指導士
,
CDEJ
pp.793-795
発行日 2014年10月1日
Published Date 2014/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200013
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
釧路赤十字病院は,「人道・博愛の赤十字精神をたずさえて,温かみのあるより良い医療を提供する」という理念の下,総合周産期母子医療センター,小児救急医療拠点病院,基幹型臨床研修病院の指定を受けるとともに,釧路根室地域の小児科・産婦人科医療の拠点病院として,高度な医療を患者に提供してきた.
薬剤部においては,「薬学的視点に立ち,薬物療法における有効性・安全性の確保を実践し,チーム医療を通じ,患者のQOL向上に貢献する」を理念に掲げ,医薬品の適正使用,医療安全などに大きく貢献してきた(表1,写真1).日本糖尿病療養指導士(CDEJ)の8人以外にも,多くの薬剤師が地域のイベントに積極的に関わり,それぞれの役割を果たしてきた.イベントに参加し地域の結束力が高まるのを感じ,患者や多くの市民との関わりを通じ,コミュニケーション能力を高め,さらに医療者としての責任感も強まっている.本稿では,それらの取り組みを紹介したい.
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.