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障がいがある女性と産婦人科医療―配慮を必要とする女性をどうサポートするか? 第3回 障がいによって生じる婦人科疾患
橋本 洋之
1
H. Hashimoto
1
1はしもとクリニック(院長)
pp.595-599
発行日 2024年6月1日
Published Date 2024/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002985
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障がいの有無にかかわらず,二次性徴,月経初来,月経不順,月経前症候群,閉経など,女性としてのライフステージに伴う徴候は同じように認められるが,一部障がいの特性によって異なる徴候を認めることがあるため注意が必要である。最近は,月経困難症,月経前症候群,更年期症状に対しての治療方法が確立されつつある一方で,障がい者本人は訴えることが困難であり,家族や支援者は,月経に伴う困難さについて気づかない可能性がある。月経に関連する知識を提供し,症状の訴えを見落とさないように気をつける必要がある。
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