グラフ
子宮頸癌治療後の静脈撮影の応用
相馬 広明
1
,
武市 恂
1
,
山本 富士雄
1
,
小松 良竹
1
,
吉田 正
1
,
根岸 能之
1
1東京医科大学産婦人科教室
pp.177-180
発行日 1967年3月10日
Published Date 1967/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203654
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子宮頸癌根治手術後および放射線治療後に下肢に頑固な浮腫が発生し消褪せずまた疼痛をともない患者を長く苦しめることが多いが,その場合即座に癌再発によつて併発したものと判断してよいのか,それとも血栓形成によつて生じたものかの判定は触診だけではつき難く,このような症例に対しては静脈撮影法の応用が有力な診断方法となりうる。現在用いられている静脈造影法にはカテーテル静脈挿入法,経骨髄性静脈造影法,下大静脈穿刺法等があるが,私どもはカテーテル法を用いている。以下これらの症例に応用した静脈撮影による診断例をお目にかける。
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