特集 生殖医療の保険適用の実際Ⅰ
各論
5.生殖医療のなかで行われる保険適用外診療の実情
杉山 力一
1
,
黒田 恵司
1
,
中川 浩次
1
R. Sugiyama
1
,
K. Kuroda
1
,
K. Nakagawa
1
1杉山産婦人科
pp.479-483
発行日 2023年5月1日
Published Date 2023/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002548
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2022年4月,不妊治療の保険適用が開始された。それまで不妊治療は,特に生殖補助医療(ART)に用いる薬剤,検査法,治療法はすべて保険適用外診療であったが,ARTの診療内容,技術などの多くが保険適用となった。その結果,それまで自由に行えていた診療のうち,保険適用下では実施できない技術や薬剤が保険適用から取り残され,自由診療として残った。多くは先進医療として公然と混合診療が可能となったが,いまだに解決できていない医療技術もある。
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