臨床経験
当院での子宮内黄体ホルモン放出システム(LNG-IUS)を使用した42例の使用経験
髙橋 怜奈
1
,
村上 功
1
,
釘宮 剛城
2
,
田中 京子
1
R. Takahashi
1
,
I. Murakami
1
,
T. Kugimiya
2
,
K. Tanaka
1
1東邦大学医療センター大橋病院産婦人科
2東邦大学医療センター大森病院産婦人科
pp.1483-1487
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002380
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子宮内黄体ホルモン放出システム(LNG-IUS)は,子宮内に留置された器具からレボノルゲストレルが20μg/日の割合で持続的に放出されることで避妊および月経困難や過多月経改善効果を発揮する。しかし,子宮筋腫や子宮腺筋症などの器質的疾患はLNG-IUS脱落の原因となったり症状が改善せず手術を要したりする症例もあるためLNG-IUSの挿入前に画像検査などで慎重に検討する必要がある。LNG-IUSは月経困難や過多月経のある患者に対するホルモン治療の1つとして積極的に提案すべきである。
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