特集 AYA世代の女性ヘルスケア―対応と実際―
Ⅻ.ホルモン治療法
1.月経異常と月経周期調節
牧 瑛子
1
,
甲賀 かをり
1
E. Maki
1
,
K. Koga
1
1東京大学医学部附属病院女性診療科・産科
pp.1257-1262
発行日 2022年9月30日
Published Date 2022/9/30
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002322
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現代女性は月経回数が増加したことでAYA世代から月経に関連した障害をもつことが多く,月経を意図的にコントロールすることが重要となってきている。また,月経障害がなくても,特にAYA世代の女性は試験や仕事などの理由で月経周期調節を必要とすることが多い。月経をコントロールする際には,低用量や中用量のエストロゲン・プロゲスチン配合薬,プロゲスチン製剤,レボノルゲストレル放出子宮内システムなどのホルモン製剤が用いられるが,その女性のライフスタイルに合わせた使用方法を個別に考えることが生活の質(QOL)向上および社会全体の豊かさにつながると考える。
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