特集 これでマスター! 最新 産婦人科ホルモン療法
第2章 各論
B 女性医学
4 月経周期調節
河村 英彦
1
1九州大学医学部婦人科学産科学教室
pp.209-213
発行日 2024年3月25日
Published Date 2024/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000657
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薬剤選択のポイント
卵胞期から開始する場合は一相性の経口避妊薬(oral contraceptives:OC)または中用量エストロゲン・プロゲスチン(estrogen progestin:EP)配合薬を用いる.
黄体期から開始する場合は中用量EP配合薬またはノルエチステロンを用いる.
OCは中用量EP配合薬に比し,不正出血が多くなるものの悪心や胃部不快感などの副作用は少ない.いずれも原則自費診療となる1).
低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(low dose estrogen progestin:LEP)を内服中であれば,連続服用することで月経周期を延長できる.
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