特集 いま改めて妊娠高血圧症候群を考える―診療指針改訂のポイントから―
7.分娩後の管理
松原 圭一
1
,
松原 裕子
2
,
内倉 友香
2
,
高木 香津子
2
,
横山 真紀
2
,
杉山 隆
2
K. Matsubara
1
,
Y. Matsubara
2
,
Y. Uchikura
2
,
K. Takagi
2
,
M. Yokoyama
2
,
T. Sugiyama
2
1愛媛大学大学院医学系研究科地域小児・周産期学講座
2愛媛大学大学院医学系研究科産科婦人科学講座
pp.487-491
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002141
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妊娠高血圧症候群患者は分娩後もしばらくの間大きなリスクのなかにいる。妊娠高血圧症候群関連疾患である子癇・HELLP症候群・肺水腫・周産期心筋症などの発症率は分娩後も高く,厳格な血圧管理や尿量測定が必要である。しかし,必ずしも関連疾患が高血圧患者のみに発症するわけではなく,検査所見だけでなく患者が訴える臨床症状にもしっかり耳を傾ける必要がある。
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