診療
当院における無侵襲的出生前遺伝学的検査(NIPT)外来受診妊婦の検討
松原 裕子
1
,
松原 圭一
,
内倉 友香
,
高木 香津子
,
上野 愛実
,
村上 祥子
,
安岡 稔晃
,
井上 彩
,
宇佐美 知香
,
松元 隆
,
濱田 雄行
,
藤岡 徹
,
杉山 隆
1愛媛大学 産婦人科
キーワード:
トリソミー
,
出生前診断
,
胎児疾患
,
羊水穿刺
,
ヒト第18染色体
,
遺伝学的検査
,
トリソミー18症候群
Keyword:
Amniocentesis
,
Chromosomes, Human, Pair 18
,
Genetic Testing
,
Fetal Diseases
,
Prenatal Diagnosis
,
Trisomy
pp.1801-1803
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/J00535.2017099170
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2013年度~2015年度の無侵襲的出生前遺伝学的検査(NIPT)外来受診妊婦について検討した。その結果、受診者数は377名(2013年度111名、2014年度121名、2015年度145名)で、平均年齢38.1歳、平均妊娠週数13週3日であった。NIPT受検者は319/377名(84.6%)で、陽性は3/319名(0.9%)、全て18trisomyで、羊水検査を行ったのは2/3名であった。また、追跡可能であった陰性者299名では、子宮内胎児死亡5名、先天性心疾患2名、先天性梨状窩嚢胞1名を認めた。偽陰性はなかった。なお、羊水検査数は明らかな年次変化を認めず、NIPT開始後の羊水検査数への影響は少ないと考えられた。
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