今月の臨床 妊娠高血圧症候群―予知・治療・予後の新知見から急変時の対応まで
長期予後
妊娠高血圧症候群患者分娩後の長期予後
松原 圭一
1
1愛媛大学大学院医学系研究科地域小児・周産期学講座
キーワード:
妊娠高血圧症候群
,
Low dose aspirin
,
生活習慣病
,
妊娠高血圧ヘルスケアプロバイダー
Keyword:
妊娠高血圧症候群
,
Low dose aspirin
,
生活習慣病
,
妊娠高血圧ヘルスケアプロバイダー
pp.339-345
発行日 2024年4月10日
Published Date 2024/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211181
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●妊娠高血圧症候群(HDP)既往女性の長期予後を管理するには,産科医だけでなく,内科医・助産師・看護師・栄養士・薬剤師・保健師など他職種との連携が求められる.
●多くの人が同じ方向を見ながら女性の健康を管理していくには,同じ知識をもつことによってメンタルモデルを共有することが大切である.そのために「妊娠高血圧ヘルスケアプロバイダー制度」が有用である.
●HDP既往女性の次回妊娠での再発を予防するためには,ハイリスク妊婦に低用量アスピリンを妊娠初期から投与することが重要である.
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