特集 周産期相談310 お母さんへの回答マニュアル 第3版
産科編 妊娠初期 分娩予定日の決定方法は?
高木 香津子
1
,
杉山 隆
1愛媛大学 産科婦人科学
キーワード:
出生前超音波診断
,
頭臀長
,
分娩予定日
Keyword:
Ultrasonography, Prenatal
,
Crown-Rump Length
pp.30-31
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00621.2020088236
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<回答のポイント>1)最終月経開始日から分娩予定日を決定するが、排卵日や胚移植が特定できる場合は後者を採用する。2)最終月経開始日からの分娩予定日と胎児頭臀長(CRL)が14~44mmから予測される分娩予定日に7日以上のずれがある場合はCRLを採用する。3)妊娠12週以上で20週未満、もしくはCRL>50mmである場合は、児頭大横径(BPD)、大腿骨長(FL)を参考にし、分娩予定日に10日以上ずれがある場合は超音波計測を採用する。4)妊娠20週以降も上記に準じて決定するが、誤差が大きい場合があるので慎重に妊娠管理する。予定日決定困難な場合は、出生後にDubowitz法で決定する。
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