特集 いま改めて妊娠高血圧症候群を考える―診療指針改訂のポイントから―
2.「妊娠高血圧症候群の診療指針2021 Best Practice Guide」改訂のポイント
渡辺 員支
1
K. Watanabe
1
1愛知医科大学周産期母子医療センター(特任教授)
pp.463-466
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002136
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わが国では,2005年に疾患名称を「妊娠中毒症」から「妊娠高血圧症候群」と改称し,同時に定義・分類も改定となり,その後10数年この定義・分類のもと,妊娠高血圧症候群妊婦の管理が行われていた。2018年に,「妊娠高血圧症候群」の定義・臨床分類が全面改定となったため,その定義・分類に合わせた妊娠高血圧症候群妊婦に対する診療指針の作成が必要となり,「妊娠高血圧症候群の診療指針2021 Best Practice Guide」を作成するに至った。前診療指針から構成,内容が変さらになった点とその経緯,および作者が読者に伝えたいポイントを今回の診療指針改定のポイント(総論として)として概説した。
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